ミツイ直子先生のWebセミナー:報告レポート

ミツイ直子先生のWebセミナー:報告レポート

 

2016年11月6日にZoomにてミツイ直子先生のWebセミナーがおこなわれました。タイトルは「英語教育Webセミナー:外国語教育の「歴史」と「ApproachesとMethods」」です。

 

「外国語教育の基礎知識を得て、情報過多の英語市場にて的確な情報の取捨選択ができるようになる」ことを目標として、当日は日本、アメリカ、オーストラリア、スイス等、様々な国から約13名の方がご参加くださいました。

 

screenshot-1201まず、前半部分では現代の外国語教育の基となったと言われている17世紀~18世紀のラテン語教育から近年の外国語教育までの流れをお話しされました。

 

参加者の方は、この時期から「文法等を主軸として分析していくべきか」v.s. 「使えないと意味がないのか」という論争が起きていたことに驚かれていました。また、この時の前者の目的が「外国語や外国語で書かれた書物を学ぶことで教養を高める」ことだったことに感動していた参加者の方もいました。

 

 

そして、ミツイ先生がご紹介された、この文章。

 

“Most books on language teaching list the various methods that have been used in the past, often ending with the author’s new method. These new methods are usually presented as coming only from the author’s mind, as the authors generally give no credence to what was done before and do not explain how it relates to the new method. …. However, there is significant evidence to the contrary. It is also often inferred or even stated that older methods were completely ineffective or have died out completely when even the oldest methods are still used[.]. One reason for this situation is that proponents of new methods have been so sure that their ideas are so new and so correct that they could not conceive that the older ones have enough validity to cause controversy. This was in turn caused by emphasis on new scientific advances, which has tended to blind researchers to precedents in older work.[2](p. 5)”

from “Language education” on Wikipedia

 

「新しい教授法」と謳っているものでも、大抵それは過去にあった教授法の一部を掻い摘んでいるだけだったりします。日本では特に英語教育が大きな市場となっていますから、英語を教える私達は十分に気を付けて、マーケティング戦略に乗せられず、正しい知識を持って教材選びもしていきたいですね。

 

こうして外国語教育の歴史を学ぶことで「何百年にもわたる人類の言語習得方法についての研究や試みの上に私たちがいる、ということを知りました。」という、素敵な視点を持つようになったとお話してくださった先生もいらっしゃいました。

 

 

そして、後半部分では外国語教育のApproachとMethodについてお話しして頂きました。

 

screenshot-1202まずApproach、Method、そしてTechniqueという専門用語の確認から始まり、英語教育で有名な4つのApproachと10つのMethodを例にとり、それぞれの良い点・悪い点をご紹介してくださいました。

 

現在進行形で英語を教えていらっしゃる先生方は、ご自身の使われているMethodが専門家にはどう分析されているのか(何が良くて何が弱い部分なのか)が気になったようです。でも説明が終わる頃には、皆さん「どのMethodもやっぱり一長一短なんですね」と、そして「1つのMethodに頼るのではなく、色んなMethodの良いところも悪いところも把握したうえで、いくつかのものを組み合わせていきたいです」とお話しされていました。

 

 

そして、The Dots -Australia- さまが、希望者にオリジナルの「英語学習見直しWorkbook」を無料提供してくださいました。こちら、ETAJ Web会員でしたら無料でダウンロード出来るものです。2016年末までに「英語学習見直しWorkbook」の感想をThe Dots -Australia- さま(info@thedotsguiding.com) までお送り頂いた場合、Workbookの解説として使えるガイドを無料でお受け取り頂けます。よろしかったらお役立てください。

 

ミツイ先生、参加者の皆さま、今回は本当にありがとうございました。

 

 

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