Archives for September, 2016

Sep
28

清水健雄先生にインタビュー2

新しくオリジナル英語ラーニングプログラム「PELA プログラム」を作られました清水健雄先生にカリキュラム作成のお話をお聞きしました。 『4つのスキル』を総合的に学ぶことで、自分の英語スキルを見直せる。     PELA プログラムとは何ですか?   PELA(Practical English Language Acquisition)プログラムは、『4つのスキル』(読む・聴く・書く・話す)全てを網羅した完全オリジナル英語学習カリキュラムです。 このプログラムでは、“TED Talk”のスピーチを基にして教材を作成しました。1つのスピーチを1ヶ月かけて学び、5ヶ月で5つのスピーチを学習していきます。レベルや趣味などを基準に、どのスピーチを選ぶかは基本的に受講者自身で決めていきます。     PELA プログラム作成の経緯を教えてください。   PELAプログラムを作成する前は、受講者とのインタビューに基づいて市販されているテキスト使用してレッスンを行なっていました。しかし、それでは何も特徴がないと感じていたため、他の先生との『差別化』を図ろうと考えました。 ターゲットを「TOEIC600点前後」と決めて、このターゲットにピッタリの英語雑誌や英字新聞がないかどうか、ETAJの先生方にアドバイスを求める投稿をしました。いろいろなアドバイスをいただいたのですが、そのうちの一つが”TED Talk“だったのです。   自分の中ではスピーチの選択肢がなかったので、『なるほど、面白そうだ』と思い、さっそくサイトの中身をもっと詳しく見ていくことにしました。 恥ずかしながら、私はこの時まで”TED Talk”はただのスピーチ動画だと思っていたのです。しかし、実際は全く違うものでした。 スピーチの内容の多彩さ・レベルの高さ、様々なバックグラウンドを持つスピーカーが自分たちの主張を伝え、そして聴力に問題のある人のためでしょうかinteractive transcriptまで用意されています。 実は、ちょうどこの時期なのですがPELAプログラムの前進になるような教材を独自に作成していたのです。ターゲットの設定や教材の基になる資料探しにとても苦労していてなかなか進まず一旦中止をしていたのですが、“TED Talk”を見て自分の問題を一気に解決できると思ったのです。 そして、”TED Talk”を使って自分だけのオリジナル教材を作りたいという想いが強くなりました。   この時同時に思ったのは、この教材を作成するために英語に精通したアドバイザーが必要だということでした。というのは、自分だけの力では限界があり、また自分善がりな教材になってしまうのでは、という懸念があったからです。 真っ先に思い浮かんだのは、ETAJ代表であるミツイ直子さんでした。 思ったらすぐ行動、ということで早速ミツイさんに連絡を取り、教材作成が始まりました。     PELA プログラムを通して学んでほしいことは何ですか?   PELAプログラムで学んでほしいと思っているのは、以下のことです。   1)『4つのスキル』(読む、聴く、書く、話す)は全て繋がっており、どれかだけを勉強するのではなく、全てをバランスよく学習していくことが大事である 2)英語力と同時に、『考える力』=『論理的思考や批判的思考』を身に付ける   これは、アメリカの大学付属語学学校からヒントを得ています。 語学学校の目的は、TOEFLの点数を取らせることもそうですが、その先にあることを見据えて、つまり大学での授業についていけるようにするための授業が行われています。 『4つのスキル』を全て網羅した授業であるため、単なる「TOEFL対策」のレッスンではなく、より実践的な英語力が身についていきます。英語学習は、短期的なものに目を向けるのではなく、この先身に付けた英語力をどのように使っていくのかに目標を定めるべきであり、PELAプログラムを受講することでそのための英語力をつけてほしいと思います。   そしてもう一つ大事なことは、英語で『考える力』を身に付けることです。英語圏では、常に「自分の考えを述べる」ことが求められます。いろいろな意見や考えがある中で、それぞれを「受け入れる」こと、そしてそれらの意見を踏まえた上で「自分の考え」を言うことを、このプログラムを通して学んでほしいと思います。     PELA プログラム受講を考えている方に、メッセージをお願いします。 […]

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Sep
20

2 Teachers in 1 Classroom?

  日本でもALTの先生とペアになって英語の授業を教えることがあるそうですが、そういった時、どういうクラス体系で授業を進めていますか?   Co-Teaching(2人の先生が協力して授業計画を立て、一緒に授業をおこない、生徒や授業自体の評価をしていくこと)が上手におこなえると以下のようなメリットがあります。 (1) 多様性を尊重する機会となる、(2) 一緒に頑張るという気持ちを育てることができる、(3) チームで問題解決をしていく姿を見せることができる、(4) 躍動感のある授業をおこなうことができる、(5) 助け合いを助長することができる、(6) 生徒がより指示に集中するようになる。   これを機にCo-Teaching の体系を理解し、皆さんの教えている授業の内容やレベルに、どう組み込んでいくのが一番良さそうなのかを考えてみてください。       1.One Teach, One Assist   一人の先生が教室の前に立って授業を教え、一人の先生が後ろに立ち、生徒の学習態度や課題の進み具合をモニターします。後ろにいる先生は必要に応じてサポートを必要とする生徒のところへ行き、質問に答えたり課題を手伝います。 この場合、生徒はそれぞれの先生に対して同じだけの尊敬を示すことがなくなることもあると言われています。   前もって必要な準備の度合い:Low   2.Alternative Teaching   一人の先生が大人数のグループに教え、もう一人の先生が少人数のグループに教えます。少人数のグループでは、生徒のレベルによって語彙や授業内容の復習をさせることもあれば、特別試験を受けさせたり、よりレベルの高い指導をおこなうことが出来ます。もともとは特別な支援の必要な生徒が少人数グループに入り、定型発達児(大人数のグループ)の学びについていけるようなサポートがおこなわれていたようですが、そういう形でなくても構いません。 生徒のレベルが異なる時に使えますが、生徒がグループ分けに対して不信感を抱かないよう配慮をする必要があります。   前もって必要な準備の度合い:Medium   3.Parallel Teaching   教室と生徒が半分に分けられ、それぞれの先生が同じだけの人数の生徒を担当します。基本的に同一のカリキュラムをそれぞれの先生が同時に教えていきます。この方法だと先生と生徒の比率が劇的に良くなり、細かいところまでのケアが出来るようになりますが、大抵教室内がとてもうるさくなってしまいます。 生徒の積極的な発言を促したい時や、課題を行わせたり、授業や試験の復習をおこなう時に適しています。   前もって必要な準備の度合い:Medium   4.Station Teaching   授業内容をステージ分けして、学ぶべきコンセプト毎に異なる「ステーション」を作ります。生徒はそれぞれのステーションを行き来して、それぞれの場所で学ぶべきことを学んでいきます。それぞれのステーションには先生、もしくはアシスタント(ボランティアでも構いません)が待機していて生徒の学びをサポートします。 少し複雑な体系ですが、このシステムに生徒が慣れてくれると無駄のない教えが可能となります。またそれぞれの生徒がグループ分けされてそれぞれのステーションに進んでいく形となるので(例:グループAの生徒はステーション1に行き、その間グループBの生徒はステーション2に行く、等)先生と生徒の比率も良くなります。   前もって必要な準備の度合い:Medium   5.Team Teaching   二人の先生が教室の前に立ち、一緒に教えていきます。一人の先生がLead […]

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Sep
20

ミツイ直子先生にインタビュー

ETAJ を発足されたミツイ直子先生にお話をお聞きしました。 一人ひとりの先生方が輝ける場所を。     なぜETAJを発足したのですか?   日本人対象に英語を教え始めてから、同じように英語を教えている日本人の先生方の知識が、世界標準のそれと比べ、著しく劣っているケースが多いことに気づきました。日本では「英語が好き」であれば英語の先生という看板を掲げることが出来ます。実際、中には英語教育・外国語教授法・言語学といった専門的な知識がないまま、自分の個人的な経験を元に英語を教えている先生方もいらっしゃいます。 もちろん皆さん個々それぞれ異なる学びのステージにいるでしょうから、そこからのスタートでも一切問題はないと思います。ただ、そこからどこに向かうのか。先生の知識や経験の限界が、多くの場合生徒のそれになってしまうように、私は個人的に先生とは学び続けることも仕事の一環だと思っています。そういうことを可能にする「学びの場」を作りたいと思い、English Teachers Association of Japanを発足しました。   ETAJの役員はどう選んだのですか?   まず、私が個人的に信頼している二人の方にお声をかけさせて頂きました。 一人は、大学院時代の旧友でもあり、英語教育・外国語教授法・言語学といった専門的な知識を既にお持ちなのですが、そういった分野の新情報を常に楽しみながら学び続けている中井翔先生。中井先生は京都の大学で英語を教えていらっしゃいます。 もう一人は、日本語訳にすると消えてしまうような英語のニュアンスを的確にイラストで表現するのが大得意のすずきひろし先生。お二人とも喜んでETAJの発足に協力してくださり、今ではETAJ理事として様々なサポートを担ってくださっています。   そしてChapter LeaderにはETAJの運営に興味があると挙手してくださった方の、その中でも特にコミュニケーション能力の高い方を選出させて頂きました。専門知識や経歴がどうとかではなく、人と人を繋ぐ機会を提供する人材として何より大事なのはコミュニケーション能力ではないかと思ったからです。皆さんお忙しいですからETAJを通しておこなう活動量も内容も様々ですが、いろんな形でETAJの活動に貢献してくださっています。 皆さんも何かリクエストがある場合は、お気軽にETAJ事務局またはそれぞれのChapter Leaderにご相談ください。   特別顧問には、まず私の恩師である米国モンタナ大学の人類学部言語学学科の教授である宮下瑞希先生にお願いをしました。宮下先生の専門は音声学とネイティブアメリカン(アメリカ原住民)の言語の研究です。英語教育と全く関係がないのですが、ETAJに集う皆さん自身が英語教育の専門家ですから、そんな皆さんの視野を広げるためにも敢えて分野の異なる、それでも言語を愛されていらっしゃる宮下先生に参加をして頂こうと決めました。 もう一人の特別顧問は、日本英語コーチ連盟にて理事長を務めていらっしゃる衣川信之先生です。衣川先生は英語教育(英語教育者の指導)に携わっているのですが、従来の英語教育とは全く異なる視点から英語教育を見ていらっしゃって、最新の科学やテクノロジーをベースにした代替英語教育を提唱されています。衣川先生の視点も、ETAJに集う皆さんの視野を広げてくれるのではないかと思い、ETAJへの参加をお願いしました。2016年夏に初めておこなわれたETAJコンベンションでは「人間の潜在意識を利用した未来型英語教育」を提唱してくださり、参加された英語の先生方の良い刺激となってくださいました。   現在、どんな方が会員となっていますか?   経歴や経験、職名や職種に問わず、英語や言語学、教育に興味のある様々な方がETAJ会員として活動に参加してくださっています。こういった多様性がみられることから、FacebookのClosed Groupでのディスカッションなんかでは自分と全く異なる意見が聞けるので、私は個人的に大いに楽しませて頂いています。   これからETAJとしてどんな活動をしていきたいですか?   価値のある情報提供や学びが得られるイベント開催はもちろんですが、その中でも一人ひとりの先生方が輝ける舞台を用意することを大事にしていきたいと思います。どんな先生でも素敵な英語ストーリーをお持ちですので、そういったことをシェアして頂き、それを必要とする他の英語の先生方に届けられたらと思います。 (と、Sounds goodなことを語ってはいますが、先生方の承認欲求はここで満たして頂き、それを授業に持ち込まないで頂く…という願いも込めています。笑。日本在住の英語の先生方に時として見られる承認欲求についてはこちらのメールレターでお話させて頂いています。)   ですからETAJ会員のインタビュー記事では個々の活動を大いに宣伝して頂いていますし、まだまだ積極的な参加は少ないですが、全ての会員がウェブサイトにご自身の得意分野に関連した記事を寄稿出来るシステムを採択しています。ただ、書いて頂いた記事は全て理事会の審査にかけられ、Quality Controlの目的上、学術的に見ても問題のないと思われたものだけがウェブサイトに掲載されますので、その点だけご理解頂けますと幸いです。   英語の先生方に、何かアドバイスをください。   日常生活で英語を使う必要が極端に少ない日本での「外国語学習」としての英語教育は、ご自身の英語力キープや生徒さんのモティベーションキープなど、実際に教えるということ以外の面でも努力が必要であり、大変かと思います。その中でも精力的に研修会や勉強会に参加されている先生方には感動するばかりです。   ただ、中にはこちらの4Csの動画でお話をしたように、自分のグループの「外」の人と接して自分の専門分野のことに関してディスカッションをしたりするのが苦手な方もいるようなので、より意識して「外」の人と接することを心掛けることをお薦めしたいと思います。異質なグループに飛び込むのは勇気がいることかもしれませんが、入ってみると自分が学ぶべきことや次の目標が見えてくることもあるかと思います。また、先生がそうやって新しいことに挑戦している姿を見せることこそが、教育において大事な点だとも思います。   私達は英語を教えることで生徒さんの世界や可能性を広げています。そのことを非言語情報としても伝えていけるように、私達自身が常に自分の世界や可能性を広げていけると良いのではないかと思います。   ミツイ 直子 高校卒業後、米国大学・大学院にて言語学・英語教育・外国語教授法・コミュニケーションスタディーズを学ぶ。大学在学中から英語教育だけでなく留学プログラムマネージャー、英語教材開発ディレクター、翻訳(英訳専門)・通訳として幅広く言語関連の仕事に携わってきた。ボランティアとして言語遅滞発達児に言語療法をおこなった経験や、TOEIC Speaking Section の採点者トレーニングを受けた実績もある。現在は英語学習者や英語教育者に幅広い指導やサポートをおこなう。米国流&引き寄せの法則を取り入れた子育てが日本在住の主婦層の視野を広げるきっかけとなり、人気を博している。 […]

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Sep
01

米国Kindergartenの準備確認チェックリスト

  乳幼児に英語を教えている先生方はアメリカを始めとする英語圏のネイティブスピーカーの子どもたちがどういう教育を受けているのか、ということを参考にされることが多いようですので、ここでは一般的なKindergartenの準備確認のチェックリストをご紹介します。 ただ「米国の学校」と一言でいっても、州や学区、学校による違いはありますので、その点は念頭に置き、読み進めていって頂ければと思います。   ちなみに、米国では2~3才からPreschool(幼稚園)が始まり(行かなくても問題はありません)、4才はPre-Kと呼ばれ、5才でKindergarten入学となります。Kindergartenは義務教育で、小学校の一部として認識されます。 働いている親御さんはDay Care(保育施設)にお子さんを預けることもあり、Day Careはそれぞれ場所によって受け入れる年齢や時間を決めることが出来ます。そのため、2才まではDay Careに行き、3才からは幼稚園に行き始めるお子さんもいれば、5才でKindergartenに入るまでずっとDay Careに行くお子さんもいます。     Kindergartenに入る前に、以下のことは出来ていますか?     Make simple drawings (ex. house, person, tree, dog) Hold crayons like a pencil and use scissors appropriately Name basic colors and shapes Listen to adults and follow instructions Can sit for a 15-20 minute activity Share, take turns, and raise […]

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