英語講師

Mar
29

TOEIC勉強会:報告レポート

ミツイ直子   2017年3月26日にZoomにてETAJ会員による「TOEIC」勉強会がおこなわれました。   幾年にも渡り、日本の企業や予備校、そして大学でTOEIC対策の授業を教えている中井翔先生をMain Speakerとしてお迎えし、TOEIC:Listening & Reading Sectionのキーポイントについてご紹介頂きました。   「生徒が確実にTOEICの点数アップを図れるように、でも同時に、基礎的な英語力を高めるということもおろそかにしないように」ーーそういう想いを大事にしながら、中井先生がPart 1~Part 7までのそれぞれの箇所の英文の特徴なんかをご紹介くださいました。例えば、Part 1の写真描写の箇所では、(1)人にフォーカスした文と(2)物にフォーカスした文というように、二つの種類の英文が使われることが多く、またそれぞれのタイプの文にも使われがちな単語やフレーズというものがあるそうです。ただ、そういった単語やフレーズを教えるだけで終わりとしては、それこそ「付け焼き刃」的な対応でしかなく、いくらTOEICで点数アップを図ることが出来ても「TOEICで点数は取れても、実際の英語力が伴っていない」という状況になってしまいます。 中井先生の授業の工夫は、そういったTOEICならではの英文を「とび道具」として生徒に渡し、生徒のTOEICや英文に対する苦手意識を極力低くすることに努めながら、そのうえで英語力を向上すべく日々のレッスンをされているというところにありました。頻出英文タイプを普段から生徒の脳にインプットすることで、そういった英文が実際に試験に出てきたときには脳には負荷がそれほどかからず、内容に関する重要箇所によりフォーカスできるわけです。   現在、中井先生が受け持っている生徒さん達はTOEIC 400点~500点を目指しているということもあり、そういった生徒さん達に具体的にどんな指導が出来るのかのお話も聞けたのですが、今回参加してくださったETAJ会員の中にはTOEIC 800点以上の英語力を持ち満点を目指している方もいらっしゃったので、そういう方たちが出来るTOEIC対策についてのお話もお聞きできました。 中井先生、そして他のTOEIC高得点を取っている先生方によると大事なのは「イメージ化」。英文を英語のアルファベットとして処理していくのではなく、私たちが母国語である日本語を運用するときと同じように「イメージ」として処理していくことが出来ると「リテンションがどうの」という問題も発生しません。確かに細かい日時や場所といった情報については注意を払う必要がありますが、それは母国語でTOEICのような試験を受けるときにも言えることだと思います。中井先生は、この「イメージ化」が出来ていない場合の問題は「語彙力不足」もしくは「状況把握力不足」が原因だとお話されていました。(英文をイメージ化して理解していくことの大切さは、ETAJ 代表理事のミツイ先生もこちらの動画でご紹介しています。)   参加してくださった方からは以下のようなご感想を頂きました。   「すごく役立ちました。ありがとうございました。今までの私の認識では「TOEIC対策」って、姑息な手段で僅かな点を稼ぐことでした。違いますよね。特に、今日教えてもらったPart7の教え方は良いと思いました。TOEICの点が低いのが問題なのではなくて、「英語力の低さがTOEICの点に顕れている」わけですから。読んで理解して考える力を、TOEICの問題を題材に考える。 私の塾に来はじめた人がほかで習っている「TOEIC対策」って、きいてみるとほんとうの対策じゃない。私の印象は「トライアスロン競技のコーチが早着替えのコツを教えてる」。それじゃタイムは2-3秒しか改善されない。ちゃんとrunやswimの練習をさせないといけないですよね。」(鈴木裕先生)   「中井先生にTOEICのPartごとのパターンや傾向をお聞きできたことでTOEIC対策を教える際に、生徒さんにあらかじめ「武器」を渡し、苦手意識を小さくして自信をつけ、楽しみながらTOEICを学ぶことを伝えられそうです。 自分が何となくできてしまったことは、意識的に構造化したり、パターン化する必要がないためできない人に伝えるのが下手になりがちです。専門家である中井先生のお話をうかがえて、TOEICの全体が以前よりもきちんととらえられるようになりました。」(小平純生先生)   「私は英語の試験には成功体験がない分とても苦手意識が強いです。今までの試験はスコアばかり気になってしまい、肝心の「英語」に目を向けていなかったのかもしれません。でも、一つ問題を解く時にイメージして、臨場感を味わい問題を解いていくトレーニングをすればTOEICだけでなく他の試験もスコアが取れるような気がしてきました。また、新しい気づきができました。 今日は本当にありがとうございました。いつか英語を教える立場になれるように、自分なりに英語に向き合っていきたいと思います。」(田口幸子さん)   当日、中井先生がお話されていた各パートの英文の特徴に関してはWeb会員特設ページにてご覧頂けます。 参加者の皆さま、今回は本当にありがとうございました。     FacebookのETAJグループでは、今回のような勉強会でだけでなく、勉強法や英語に関する疑問点がある場合には気軽に質問をし合うことが出来ます。有志の先生方が積極的に情報をシェアしてくださいますので、一人で英語を教えていることに心細さを感じたり、自己成長に限界を感じていたりする方は、是非そちらもご覧ください。→会員登録はこちら。  

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Feb
21

「英語の先生の自分の英語勉強法」勉強会:報告レポート

ミツイ直子   2017年2月19日にZoomにてETAJ会員による「英語の先生の自分の英語勉強法」の勉強会がおこなわれました。   今回9人の英語講師が、日本・ドイツ・オーストラリア・アメリカから集ったわけですが(画像には、タイミング的に8人の英語講師しか写っていません)、現役英語講師群は授業の準備等に追われたりしているのが現状で、自分自身の英語学習に時間を割いている方は少ないようです。 ただ、その中でも意識的に皆さんご自身の英語力を保ち、落とさない工夫はされているようでした。特に「学習」として認識していなくても「日常生活」にて英語と触れる機会を積極的に作られている方が多く、仕事で常に英語に触れる以上「何を学習とするか」という意識が生徒のそれとは異なるのかなと感じました。   実際に皆さんが実施されていることの一部を連ねると、English Central、NPR (radio)、KIIS FM (radio)、LBC (radio)、italki、meet up groups、趣味を英語で楽しむ(英語でヨガクラスを取るなど)、ブログで学んだことを直ぐにアウトプットする、TOEIC満点を目指すグループに参加する、語源の教材本(単語耳)や辞書を読み語彙増強を意識する、英語力のある今だからこそ「文法」に立ち戻る、授業準備の際に教材を探す時に自分の英語力も使うように意識をする、普段の英語運用時には分からないことに意識を向ける、アウトプット時はペルソナに頼る(=ロールモデル)、マインドマップ利用の単語チェックをする、コロケーションの出し入れに意識をする、シャドーイングをする等が挙げられました。   普段使う英語の種類、教えている授業の特性や内容などが大きく異なるからこそ、個々それぞれ強化すべき英語ポイントは異なりますが、だからこそ「なるほど」と思えるような学習法が沢山出てきた1時間となりました。 また、今までは気に留めていなかった英語ポイントでも「他の先生のお話を聞くうちに、今まで気付いていなかったけど、自分のすべき学習が分かりました」という方もいらっしゃいました。そして参加者の前向きな姿勢に「勇気づけられた」という先生も。 こんな素敵な感想をセッション後にシェアしてくださった方もいました。 「今日は本当に、皆さん前向きに自身溢れる感じに勉強されているなーと感じました。今現在、私自身プライドや自己嫌悪や自己評価の面で前向きに英語と向かい合えてないようなので、皆さんのような自身溢れたエナジーに囲まれ、もやもやが少しですが晴れた気がします。もっと色々とそれぞれのお方に聞きたいことがありますが、内容がぎっしりの勉強会有り難うございました!今後の勉強会も楽しみにしています。」     FacebookのETAJグループでは、今回のような勉強会でだけでなく、勉強法や英語に関する疑問点がある場合には気軽に質問をし合うことが出来ます。有志の先生方が積極的に情報をシェアしてくださいますので、一人で英語を教えていることに心細さを感じたり、自己成長に限界を感じていたりする方は、是非そちらもご覧ください。→会員登録はこちら。 参加者の皆さま、今回は本当にありがとうございました。  

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