ETAJ勉強会：英語の授業で「批判的思考力」を教える

Critical Thinking（批判的思考）とは主要英語圏を始めとする教育先進国で推進されている思考パター ンを指します。Critical Thinkingは、物事や情報を無批判に受け入れるのではな く、多様な角度から検討し、論理的・客観的に理解すること。

多くの教育者がCritical Thinkingの重要性を説き、日本 の義務教育のカリキュラムに導入しようとしていますが、2012 年の時点で、京都大学の楠見孝教授 (2012) は、Critical Thinking（批判的思考）は学校教育法 五一条（高等学校における教育の目標）並びに社会の期待に応える教育改革の推進にてその重要性が 説かれているものの、「その修得すべき内容を定め、教育方法や評価法・単位卒業認定することは未 解決の問題である」と述べていました。そして、残念ながら、2024年の今も、あまりその教育環境は変わっていません。

しかし、個々の能力に重きが置かれる国際社会で活躍できる人材を育成するためにも、兼ねてより Critical Thinking の重要性を説き、その思考法を積極的に教育に取り入れていた米国では、より生徒の Critical Thinking Skills を高めるカリキュラムを取り入れるようにと、米国義務教育（K-12、日本の 幼稚園年長～高校三年生にあたる）のCommon Core Standards（日本でいう学習指導要領のような もの）の見直しが約10年前に行われています。

つまり、今すぐにでもCritical Thinkingの重要性を認識し、生徒にそのSkillsを身につけさせるよう な教育を開始しないと、生徒は日本国内の教育改定に乗り遅れるばかりか、将来世界を舞台に活躍し たいと思っても、その土俵に立つだけの基礎力さえ持っていないということになってしまいます。 また、”Compared to students in a control group, the kids given critical thinking lessons made substantial and statistically significant improvements in language comprehension, inventive thinking, and even IQ” (Dewar 2009-2011) とあるように、Critical Thinking Skills を教えること で生徒の他の能力を伸ばすことも出来、結果、生徒の可能性を広げることが出来るのです。

英語講師 として、私たちには何が出来るでしょうか？

当日は、参加者全員が「なるほど」と思える何かが得られるように
参加者全員で協力し合って
素敵な「学びの場」を作り上げていけたら良いなと思います。

開催日時

日本時間：10月13日（日）午前9時～10時

米国西海岸時間：10月13日（土）午後5時～6時

※ご自身のお住まいのタイムゾーンでのお時間はこちらの「Time Zone Converter」でご確認ください。

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受講費

ETAJ会員：無料
一般参加者：U.S. $30

Webセミナー参加の手順
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