思考が迷子になるあなたへ—“壁打ち”で人生が動き出す瞬間

AIでは整理できない思考がある——対話で見つかる「本当の答え」

 

ETAJ設立当時からのメンバーで、長らく役員も務めてくださっています、なわだめぐみさんに、今回はお話をお伺いしました。

 

 

めぐみさんは個人事業主の右腕ジェネラリストとしてフリーでお仕事をされていらっしゃいます。
その中でも特に「思考の壁打ち」が人気だとお聞きしたのですが、「思考の壁打ち」を含め、ご提供されているサービスについてお聞きしてもよろしいでしょうか?

個人および小規模事業主の方の、後方支援業務をワンストップでサポートしています。ウェブサイトや動画、画像編集などのデジタルコンテンツ作成サービス、オンラインコースの設計、オンラインセミナーの運営など、幅広く対応しています。「何かひとつの専門家」というより、実務レベルを広くカバーできる人材として、信頼関係を大切にしながらクライアントに伴走するスタイルです。

その中でもリピートくださる方が多いのが「思考の壁打ち」です。クライアントの中にあるアイデアや想いを、対話を通じて言語化し、具体的なアクションリストに落とし込むセッションです。「やりたいことはあるけどひとりでは整理ができない」「客観的な意見がほしい」という方にご利用いただいています。

 

「思考の壁打ち」は、ただの相談やコーチングと何が違いますか?

相談やコーチングと重なる部分はあると思います。私自身、コーチングやコンサルティングについて学び続けているので反映されているところは多いにあると思います。

「思考の壁打ち」で私がこだわっているのは「この壁打ちが終わった後に、現実的に動けるアクションリストに落とし込む」というところです。

例えばコーチングは、その人の人生全体を見据えた本質的な問いかけがコアにあり、抽象度が高い場合も多いと思います。「思考の壁打ち」は、もう少し近距離な、目の前の現実に近いところ「じゃあ今日、今週、何をするか」という具体的な行動に焦点を当てていきます。

いらっしゃる方は皆さん、具体的な困りごとをお持ちです。まずはその困りごとをわかりやすく解消できるようにサポートします。ただそれだけだと対症療法に過ぎないという面もありますので、同時に「長期的にはこういう方法もありますよ」という視点もあわせてお伝えするようにしています。

 

どんな課題を持つ人が依頼することが多いですか?
また、「思考の壁打ち」はどのタイミングで受けると効果的ですか?

入り口としては「本業に集中したいのに、それ以外のことに時間を取られてしまっている」「営業のためにSNSをやった方がいいのはわかっている、でも腰が重くて…」というようなジレンマを抱えている方が多いですね。

タイミングはいつでも大丈夫です!ただあえて言うなら「やらなきゃと思いながら手をつけていないな…」と思うことを1年以上抱えていたら、ぜひ一度来ていただければな、とは思います。数年レベルならなおさら!(笑)。というのも「実はやらなくていいことで悩んでいただけ」という場合もあるからです。例えばSNSはその利便性から皆やった方がいい!と一般的に思われています。でも、極端な例ではありますが、口コミでいつもお客様が来てくれているのであれば、SNSで新規お客様向けの発信はそんなに力を入れなくていいことですよね。

必要のないことに脳のリソースを使い続けるのはもったいない。そのエネルギーを、もっと大切なことに使っていただきたいな、と思うのです。私は必要のないものは必要ない、といいますし、自分のサービスを押し売りするようなこともしません。なので安心してご相談に来て下さればいいな、と思っています!

 

「思考の壁打ち」後、クライアントにどんな変化が生まれることが多いですか?

「視界がクリアになった」「やるべきことが明確になった」とおっしゃっていただくことが多いです。また「自分では気づいていなかった強みを言語化してもらえた」という声もうれしいです。

個人で事業を立ち上げるような方は、もともとエネルギーがとてもおありの方が多いと感じますし、そういう方は、ゴールさえ見えていればどんどん進んで行ける方ばかりです。ただ現代は情報が多すぎて、そのエネルギーが情報のノイズに埋もれてしまうこともある。「思考の壁打ち」では、その過剰な情報を一緒に整理して、その方が本来持っている情熱の源泉を見つけ直すような感覚で対話しています。

ありがたいことにリピートしてくださる方も多く、生き生きとお仕事されている過程を見せていただけることが、私自身の一番の励みになっています。

 

思考が迷子になっている人へ、3つアドバイスをください。

① 思考が迷子になっても大丈夫。
迷子になること自体は、何かを真剣に考えている証拠です。焦らなくて大丈夫です。

② いつだって「自分」に帰れる。
どんなに頭がいっぱいになっても、答えはいつも自分の中にあります。整理する手段さえあれば、必ず戻ってこられるので迷子の時間さえも楽しめたら最強ですね。

③ 「誰かに頼る」という選択肢を、いつも持っておく。
ひとりで抱え込まなくていいということ。頼ることは、前に進むための能動的なアクションです!

 

これからの時代に、なぜ“思考の壁打ち”が必要だと思いますか?

世の中に浸透しつつあるAIはとても便利で、私自身の業務でも欠かせないツールになっています。ただAIは、自分の思考癖をそのまま写す鏡のような側面があります。適切な問いができないと、癖をそのまま強化してしまうこともある、と。もちろん表現活動などでは、その癖をどんどん強化させ開花させてこそ、の部分もありますから、そこは壁打ちの場に上がる際、どれだけお互いを信頼し、心の内を共有できるか、というところにつきます。言語化と非言語化の世界、その行き来を楽しむことができる人間同士だからこそ、対話しながら思考を整理する価値を見出せるのかな、と思います。

多様な価値観が共存する世界の中で、あえて自分と違う価値観に触れること、人を知ることで自分への理解が深まる。そのループの中で人は成長していくと感じています。AIは情報を与えてくれますが、生身の人間同士の関係を築くのは、やはり人間だけです。人間関係は面倒くさいこともある。でも、自分もその面倒くささの一部だし、同時に幸せの種もそこにあると思っています。

言語化の限界を知りつつも、それでも言葉の力を信じ、人の力を信じて、この仕事を続けていけたらいいなと思っています。

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