Interpersonal Relationships: 対人スキルを学び、チームの状態を整える

  1. コーチング:相手の話を聞く力
  2. おまけ動画「英語:リーディング力を伸ばす」
  3. コーチング:相手を伸ばす接し方
  4. おまけ動画「英語:ライティング力を伸ばす」
  5. コーチング:相手を受け入れる器量
  6. おまけ動画「英語:ディスカッションに備える」
  7. 異文化理解:英語と日本語の言語文化
  8. おまけ動画「英語:英語での対話に備える」
  9. 異文化理解:対話力を鍛える
  10. おまけ動画「英語:ネイティブの対話を観察する」
  11. 異文化理解:英語学習時に見落としてしまいがちな点
  12. おまけ動画「英語:スモールトークとパワーバランス」

2023年 担当講師:高橋アキ

このプログラムに出会うまで、英語をネイティブのように話すようになるには、語彙力を高め、文法を学ぶことが大切だと思っていました。

しかし、語彙力を高めても、文法が正しくても、海外の人との信頼関係を築くのは難しく、カナダ留学時代の友人らとの心の距離も拡がるばかりだったのです。

そして、それは物理的な距離や私の語彙力や文法力が弱いことが原因だと思って空回りしていました。 本コースでは、大きく2つの“Interpersonal(対人)”スキルを学びます。 1つは「相手の話を聞き様々な価値観を受け入れるようになる思考力」、もう1つは「英語圏のコミュニケーションルール」です。 この2つのスキルを学び実践することで、海外の人との信頼関係を構築することに自信が持てるようになり、カナダ留学時代の友人らとは留学時代の時のような悩みを打ち明け合う深い会話がまたできるようになってきています。 そして、このスキルは日本語に応用することで、日々の生活や仕事でのコミュニケーションにも役立っています。

英語圏に留学、駐在、移住を考えている方はもちろん、英語力をアップさせたい英語学習者、そして日本語のコミュニケーションスキルをアップしたい方にも非常にお薦めのプログラムです。

受講生のご感想

Team Buildingにおいても、英語学習においても、俯瞰した視点をもつことが 大切だと学びました。本コースが良かったのは、俯瞰した視点をもてるための考え方を学ぶだけにとどまらなかった点です。課題を通して、また日常生活での観察、実践を通して、なぜ俯瞰した視点をもつことが大切かについて考えることができ、自分自身で気付きを得て、学びをさらに深めることができまし た。課題に対する的確で丁寧なフィードバックも、より学びを深めてくれまし た。学習には、知る→自分で気付きを得る→気付いたことを実践する、の段階があると思いますが、本コースはこの流れを実践できるようになっていると思 います。
英語のセッションにおいては、目の前の英語を読んだりするのでいっぱい、いっぱいにならない、視座を高くした学習は英語力向上だけではなく、まさにコミュニケーションの本質を捉えたものだと思いました。俯瞰した視点をもっ ていると、筆者や話者が伝えたいことを掴みやすいだけでなく、英語で文章を書いたり、意見を発信したりするときも、相手に伝わる伝え方ができることを 体験しました。ネイティブと同じように英文を味わう体験も新鮮でした。(A. Y.さま:ビジネスパーソン)

英語を使うための前段階の「心がけ」を教えていただきました。もちろん、英語そのものを理解するためのハウツーの部分もしっかり教えていただきましたが、それ以上に(以前に?)英語で表現されるあらゆるものの背景にある、英語話者としての思考の組み立て方、アウトプットのしかた、グローバル&ユニバーサルな価値観などを丁寧に解説、トレーニングしていただけました。
一方では、日本語話者としての思考や価値観も再認識させていただきました。世界の共通語、最大公約数としての英語を、日本人という個性を持った自分が今後どのように使っていきたいのか?両者を統合していくのか?ダブルスタンダードで行くのか?…など、いろいろと考えさせられました。
講座で習った内容の中には未消化なもの、部分的には個人的に賛同し難いものもありましたが、それらを自覚すること自体が、自分にとってはとても大切で楽しいことでした。これはひとえに、インストラクターの能力の高さとクラスメートの意識の高さのおかげだと思います。本当にありがとうございました。(C. S.さま:日本語講師)

オンライン授業は初めての経験でした。今はこんなに手軽に、こんなに充実した授業が、どこにいても受けられるんですね。しかも、クラス活動も遠隔ならではの近さ(遠隔なのに間近というのも面白いです)便利さ楽しさもあり、その事実を知ったことだけでも私には大発見でした。
宿題も形式にとらわれない方法でありながら整合性、一貫性が終始貫かれていました。こちらの都合で課題の意図から多少離れた答え方をさせていただいたことがあったにもかかわらず、先生は必ず励みになるコメントを下さるのでありがたかったです。まさにこのコースで教えていただいたポイントを身をもって体験いたしました。フィードバックによる気づきも大きく、まるで授業を二度受けさせていただいたようでした。それを思うとセッションは6×2でしたね。ありがとうございました。(匿名希望)

結局1回しかリアルタイムでの講座に参加できませんでしたが、1回も参加できないかもと思っていたので、一度でもみなさんと受講できて、何より直子先生とご対面(画面越しでしたが)できて嬉しかったです。ありがとうございました。

直子先生の気さくなお話っぷりに終始楽しませていただきました。 海外に住みたい私にとっては、ワクワクするような、ちょっとビビるようなお話も聞けてとても楽しかったです。 また、参加されている皆様の英語に対する姿勢が、素晴らしいと思い、毎回刺激を受けていました。様々な英語関連のバックグラウンドをお持ちで、ちょっと、私のようなお気楽に英語上手になりたい!なんて人がいなくて驚きました。 いい刺激をいただき、まだまだだな・・と凹んだ反面、もっと学びたい、スキルを磨きたいとスイッチが入りました。

文化、英語の向こう側、ハイ・ローコンテクストコミュニケーション、頭ではわかっていたつもりでも、実際人と会話をするときに意識していなかった部分が多く、目から鱗でした。 日本人同士でも、外国人に対しても、相手を尊重する気持ち、思いやる気持ちが一番大切だと改めて気づくことができたと思います。 また、アメリカ人(ローコンテクストの方)に対しては、【秘密です】を話すこと、相手を【秘密です】だと思いつつも、相手に【秘密です】をすること。 話すことが不慣れなうちは、しっかりと準備すること。 話すことを考えて、話す。準備して話す。その繰り返しによって鍛えていくしかないのだと思いました。 英語学習ににシンデレラストーリーはない。 できないことをしっかりと認めてコツコツと取り組むことが一番の近道なのかもしれないですね。

私は英語に触れる機会がほぼ皆無なので、自分で英語を使う機会を見つけて、この学びを生かしてさらに英語力、人間力、対話力を磨いていきたいなと思います。 夢の海外生活を目指して、一歩ずつ前に進んでいけたらなと思います。 直子先生との講座、たくさんの気づき、学び、笑いやエピソード、とても楽しかったです。最終回のビジネス英語トピックはまだまだ難しいと感じる部分もありましたが、それも訓練なのかなと思います。

他講座も気になりますが、焦らず、今やるべきことを、またコツコツと取り組んでいきたいと思います。 今後も英語学習においてお世話になることがあるかもしれませんが、その際は、またよろしくお願いいたします。 先生はじめ、他の受講されている皆様との出会いに感謝しています。 6週間、あっという間でした。 ありがとうございました。 たくさんの方が、この素敵な講座を受講していただけることを願っております。(N. Y.さま:事務職)

外国人に限らず、言語文化に限らず、自分の普通は、他者の普通ではないんだと言うことを知ること。相手を尊重しつつ、相手の文化を学び、同じようにはできなくても、相手を知りたいと思ったら、知ろうと、近づこうと努力すること。 その想いが大切なんだと思いました。その想いの一歩として、英語力が必要だと改めて思います。 英語の勉強なのに、人間力も養われて、とても素敵な講座だと思います。 たくさん吸収して、英語にも、人間関係の構築にも役立てるように学んでいきたいと思います。(匿名希望)

GBPFPはビジネス英語を身に付けるための大前提となる土台を丁寧に積み上げてくれるプログラムだと思いました。 トピックが興味深いものですので、セッションを重ねるほど好奇心が高まり、ビジネスシーンでの振舞い方や異文化コミュニケーションの奥深さを改めて感じることができました。 早速職場で実践したいなと意気込んでいます。(M. I.さま:外資系企業勤務)

GBPFPのメインテーマとは少し離れるのですが、実は現在国際恋活・婚活をしています。 マッチングサイトをメインに活動をしているのですが、日本人同士の会話では出てこないような質問が出てきたりします。 例えば好きなおにぎりの具について熱心に聞かれたり(笑)、またそれぞれの国に持つ”違い”についても話しを広げる機会がありました。 日本語でも英語でも共通点があると話は拡げやすいと思うのですが、”違い”についてとなると、より多くの情報を伝えなければいけなく、またそこには「角が立たないように、嫌われないように」といった自分の保守的な気持ち働いたりしたので、「これは大変だ…」と思う経験が多々あります。 もちろんそれだけ多くの情報をお互いに交換するのは、出会いにそれなりに真剣であるゆえだと思いますが! 最初から違う文化習慣を持つ者同士、という前提があるのは頭ではわかってはいたのですが、本当の意味では理解していなかったのだと思います。 講義で学んだ【秘密です】を伝える、どんどん実践していきたいと思います。 このコミュニケーションを支える英語力も、そこに自分の将来がかかっているとなると、お尻に火が付きますね!!(笑) (匿名希望)

受講前は、相手を受け入れる考え方を知れば、Team Buildingができるのではないかと考えていましたが、受講してみると、これまでは、「相手を受け入れる」ことを本当の意味では理解していな かったことに気付きました。また、Team Buildingにおいては、「相手を受け入 れる」こと以外にも重要な段階があると気付きました。このコースで学んだ方法でTeam Buildingを行うと、①自分の意見を尊重する、②相手の意見を尊重する、 ③チームにおいて自分を含めた各メンバーがそれぞれチームに貢献をする、という3つが実現できて、そこで初めてチームの状態が整うのだと学びまし た。
①について言えば、わたし自身、自分の意見も、自身が置かれている状況も、物事をすべて良いか悪いかで見ていましたが、一歩引いてみて自分の意見は事実に基づくものなのか単なる感情的な思いなのかを考えたり、今の自分の置かれている状況はこんな状況なんだと良し悪しで判断せずにただ俯瞰してみたりすることの大切さを学びました。また、②について言えば、相手の気持ちや考えを推し量る(決めつける)でも相手の意見を良いか悪いか判断するでもなく、相手の意見やその背景にあることをそのまま聞くことこそが、相手を本当の意味で受け入れることだと学びました。相手が自分とは異なる意見を持っていたとしても、それを多様性として喜べる素晴らしい考え方を学べたことは大きな意味がありました。(匿名希望:事務職)

妙な表現ですが、「英語学習とコーチングの抱き合わせ」は、自分にとってはアタマも心も引っ掻き回される刺激的な組み合わせでした。新しい知識やスキルを受け取り吸収したい自分(^^♪、苦手なこと、わからないことは面倒くさくてスルーしたい自分(+_+)、自分の意見を主張してみたい自分(^^)/が、カリキュラムと平行して毎週交互に現れては消えていくというカオスな体験は、眠っていた脳のどこかを目覚めさせてくれるものでした。そのカオスは別々の講座を受講したなら起こらなかった現象かもしれませんが、一つの講座内だからこそ、整合性へと向かって行くプロセスとして楽しめました。だってですね、「時間の流れが過去から未来へ向かうとは限らない」という量子物理学の話と、時制の一致に厳しい英語のクラスが同時進行する講座って、世の中にそう多くは存在しないんじゃないでしょうか? これも組み合わせの妙ということでしょうか。今は余韻に浸りながら、習ったこと全てが自分の中で統合されるのを待っているところです。(匿名希望:日本語講師)

自分にもOKを出して、相手にもOKを出せる状態になって、チーム に安心感が生まれ、各メンバーがチームに貢献していけるのだという大きな気 付きがあったことは良かったです。今後、職場でも家庭でも、チームの中での自分自身やチームメンバー、チーム全体を観察するなかで、本コースで学んだ 考え方を実践しながらさらに学びを深めていきたいと思います。(匿名希望)

GBPFPはビジネスで英語を使う人向けに開発されたプログラムですが、英語を学ぶことの本質は何か?色んな視点から深く学ぶ事ができます。 知識としての英語ももちろんですが、実践的な内容と、ワークを通じて、本当のグローバル化とは何か?欧米人と日本人のコミュニケーション方法の違い、会話と対話の違い、など、沢山の事例を紹介してくださるので、とてもイメージがしやすく、分かりやすい講義でした。 英語上級者でも、立ち止まって改めて英語学習について考える機会になりました。

私は海外に長く住んでいて、大抵の事は分かったつもりでいましたが、今までの思考や価値観を、大いに揺さぶられ、確実に変化や学びを得られる、素晴らしいプログラムでした。 何より素晴らしいのは、講師の先生の人間力と対話力の高さです。 グループでのセッションをまとめる統率力も抜群で、長い海外経験と英語教育の実績のある直子さんは一歩も二歩も、先を歩かれていると感じました。参加者の話を本当に丁寧に引き出しながら上手く導いて、気づきを与えてくれます!安心して発言したり、質問する事が出来ましたし、もっと沢山お話したいと思う本当に魅力的な人です。英語を使う時に使える新しい概念を学べた事は、私のこれからの英語学習の何かが変わっていく。と確信できます。 また、私が長年疑問に思っていた謎や疑問を、直子さんや他の参加者の方と共有し、話し合えた事がとても有意義な時間でした。(田辺久実先生:児童英語講師)

「言わなくてもわかる」という期待は持つのをやめようと決めました。そして、伝えるべきことはきちんと言葉で伝えようと思いました。 私は英文事務の仕事をしていますが、仕事上、伝えなくてはいけないことが増えるのは正直面倒だな、と思う場面は多々あります。けれども思い返せば、自分勝手に空気を読んで、勝手に判断をして、その結果落ち込んだり余計に疲弊した経験も数知れないな、とも思いました。 空気や行間を読むということが決して悪いことだとは思いません。人の機微を読み取ることで、場がうまく運ぶことはありえますし、そう思える経験もしたことがあるからです。講義内で直子さんブログの紹介がありましたが、欧米人も決して空気を読まないわけではないというのも理解できました。 欧米人同僚が周囲にいますが、彼らもその場の雰囲気を察したり、相手の表情で言葉選びを丁寧に選んでいるな、と感じることは職場でも見受けられます。「あ、今この人、すっごい気を遣って話しているな」というように(笑)とはいえ、気を遣いながらも、伝えるべきことは伝えているように思います。決してうやむやにはしていない。 空気や行間を読む、阿吽の呼吸といったようなことは、客観的に説明することも把握することがとても難しいです。こういったものを、職場のコミュニケーションにおける判断材料や指針とするのはとても危ういです。相手にも失礼に当たると思いますし、自分自身や自分のチームが不当な不利益を被る可能性もあるでしょう。 仕事では明確なゴールがある場合が多いですので、それを目指すためにハイコンテクストな自分を意図的に引っ込める、という意識は効果的に働くように思います。

<全体の感想>
自分はわりとコミュニケーションをとれている方かな?という思いはあったのですが どこか感覚的にやっていることがあったので、講座を通じて「こういう出来事が起こっている」というのを言語化する方法を教えてもらえたのはとてもよかったです。 感覚的にやっていることって、どこか安定性がないような思いが自分にはあったので。 この機会に自分の中で自信になる経験や分析を積み重ねたいと思います。(なわだめぐみ先生:英語アドバイザー)

外国で暮らしたことのある私にとって、異文化コミュニケーションの大切さは、身に染みておりますが、あらためて学んでみて、なぜ大切なのか、というところが総合的に理解できて、とても奥深い講座だと感じました。

異文化の違い、と言っても、様々な側面があって、それが話し方や話す量や言葉の使い方などに表れているということを学ぶことで、英語を教える上でも、自分が英語を使う上でも、単に言語を学ぶというレベルを超えたところに意識が移った気がします。例えば、単に日本語を英語に置き換えるだけでは足りなくて、多くの情報を入れるために、もっと詳しく述べるとか、質問して相手の状況を知るとか、プラスアルファに考えることが増えると思いました。

6回を通して感じたのは、コミュニケーションの基本はやはり、相手を知ること、共通点を見つけること、相手にフォーカスすること、相手に理解してもらえるように伝えることなど、、 これは異文化とのコミュニケーションに限らないなと思いました。同じ文化の中でも、良好なコミュニケーションを心がけて生活していれば、その延長線上で異文化コミュニケーションの学びを膨らませていくことが容易なのではないかと思いました。(中村麻理さま:英語講師)