ETAJ 2023年 夏のオフラインイベント報告

ETAJ 2023年 夏のオフラインイベント報告

なわだめぐみ

 

みなさま、こんにちは。Internal and External Communication Support担当のなわだめぐみです。

2023年6月下旬〜7月上旬にかけて、ETAJのオフラインでのミートアップイベントを日本で開催いたしました。新型コロナウイルス影響で長らくオフラインでの集まりができなかったETAJでしたが、ついに対面でのイベント開催の機会を持つことができました。日本全国各地だけでなく、遠くアメリカからも参加者が集まり、再会の笑顔の花が咲く時間となりました。イベントを企画・開催をしてみて改めて「私にとってのETAJというコミュニティとは」ということについて考える機会となりましたので、今日はその内容をシェアしようと思います。少し個人的な文章ですが、お付き合いいただければ幸いです。

 

 

「どんな状況であっても学びの場の継続を」

ETAJ代表であるミツイ直子先生を筆頭に、新型コロナ発生以降もETAJはオンラインでの勉強会やイベントを継続してきました。所属メンバーの皆さんそれぞれに生活やお仕事がありますから、全員参加が毎回のように続くわけではありません。時には学びどころではない時期を過ごした方もいたでしょう。それでもETAJは学びの場を提供し続けました。人数が少ないからといって開催をキャンセルすることはこれまで一度もありませんでした。なぜでしょう?その理由はとてもシンプルで、それがETAJのミッションに沿った行動だからです。

 

ETAJのミッション

To advance professional expertise in English language teaching and learning for, but not limited to, Japanese speakers, in a non-commercial manner.

英語学習者を煽るような誇大広告を始めとするマーケティング戦略や各教育機関の私的目的や教育事情に捉われない、「学問目線」の純粋な「外国語としての英語学習」「第二言語としての英語学習」を大事にし、英語教育者のレベルを上げ、多くの日本人に世界を舞台に国際人として活躍する選択肢を提供出来るよう、質の高い英語教育や英語学習に従事する。

 

ミッションは外的な環境要因には左右されません。でもミッションを遂行するための行動については外的環境に影響を受けることはありますので、そこは臨機応変の対応や工夫が必要です。対面イベントをオンラインにする、といったようなことですね。ETAJは、この工夫が絶え間なく生まれる場所です。

 

「もし、参加者人数が少ないのであれば、ディスカッションの時間を増やして、より深い学びの時間にしていただこう」

「リアルタイムで参加ができないアーカイヴ視聴の人にも動画視聴の感想を必ず書いてもらい、学びのシェアを通じて他者貢献の機会としていただこう」

「フィードバックを得る機会を得てご自身のお仕事に活用していただこう」

「記載いただいたコメントには必ずお返事をして、誰でもここにいていい、ということを体感していただこう」

 

ミッション達成のための行動や工夫を継続してやり続ける。シンプルだけどとても難しいことでもあります。なので、これを実行し続けている人やコミュニティのそばにいることそのものが「価値があること」だと私は考えていますし、また「心地が良い大切な場所」とラベルをつけています。乗り気じゃない仕事のミーティングの時のように「また面倒なことを増やして…」とはならない、ということです(笑)。

 

私自身は自分の人生のミッションは未だに分かりません。どうにか見出そう、理解しようと多様な価値観に触れる努力はしていますが、あれもこれも誰かにとって大事なものであるということの理解は進みますが、自分が大事なものへの理解度進捗はさほど良くはありません。そんな未熟な私ではありますが、だからこそETAJのようなミッション達成を体現しているコミュニティに所属することは大いに意味があるし、また「大切にしている場所」と思える自分の感覚を大事にするべきなのだ、とも思います。それがこの夏のイベントを通じて私が得たものでした。

 

ボタン一つで“友達”にも“他人”にもなれるこの時代。コミュニティ参加において、みなさんが大事にしていることはどんなことでしょうか?今この文章を読んでくれているあなたは、なぜETAJに興味をもったり、所属してくださっているのでしょうか?この問いに対する答えには、きっと皆さんの夢や願いが含まれていることと思います。それは日本の社会をきっとよくしてくれる大切な種だと私は思いますし、その芽吹きの場所の一つとしてETAJが選択肢に上がるといいな、とそんな気持ちでいます。

 

活動を共にしてくれるみなさま、いつもありがとうございます。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

 

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