【教室経営】人材派遣会社、管理職の方からのお薦め本

【教室経営】人材派遣会社、管理職の方からのお薦め本

ミツイ 直子

 

英語教育や外国語教授法に長けていても、ビジネスの知識に関しては学習中という方はいらっしゃいますか?
ここでは人材教育会社にて管理職をされている方にお薦め頂いた本をご紹介します。少しでも皆さんが、経営に関しての知識を増やし、ご自身の英語学校にとって最善のアプローチを取っていく手助けになればと思います。

Tip: まずは「経営の定型」を理解する(1)。その後、社長が書いている体験本(2~5)を読むと良い。
結局、経営の基本はどの本を読んでも同じなので、大学の先生が書いているようなものは読む必要はない。

 


 

1)グロービスMBAマネジメント・ブック【改訂3版】

ビジネスリーダーの必読書として定評のある「グロービスMBAシリーズ」。中でも本書は、95年の刊行以来、「ビジネス・バイブル」とされてきた。経営戦略からゲーム理論までビジネスを143のテーマに分け、見開きで分かりやすく解説。02年の[新版]から6年を経て、時代の変化を踏まえて、最新のトピックを網羅。(Amazonより抜粋)

 

感想:図解も多くてビジネス初心者にも分かりやすい内容です。個人事業主を卒業して従業員を一人でも雇う場合には予め読んでおくと良いと思います。もちろん個人事業主にも役立つ内容だと思います。特に企業とのやり取りが生じる個人事業主は、この本を読むことで交渉時に必要となる基礎知識も得られますから一社会人として常に手に届く場所に置いておくのも良い案かもしれません。

 

 

2)俺のイタリアン、俺のフレンチ―ぶっちぎりで勝つ競争優位性のつくり方

今最も注目を集め、常に行列の絶えない飲食店「俺のイタリアン」「俺のフレンチ」。その代表取締役社長・坂本孝(ブックオフ創業者)の「俺の企業理念」は「利他の精神」だった。その「利他の精神」は集う人々の能力を高め、業界の常識を覆していく――。ビジネスのトップランナーに、業界でぶっちぎりに勝つ「競争優位性」を学ぶ! (Amazonより抜粋)

 

感想:ヒットのレストランの裏にはこれだけ緻密に計算された戦略があるものなのかと驚きました。他分野で活躍してきた仕掛け人たちが「コラボ」をして一緒に一つのビジネスに取り組み、個々の担当分野で「それぞれの一流」を求めた時、どんな化学反応が起きるのか。そんな実話と、その裏話が語られています。著者はかの有名な京セラ創業者の稲盛和夫氏からの学びを大事に実践されていますから、そんな著者の大事にしている「経営12か条」「六つの精心」「経営のこころ」「すばらしい人生を送るために」という箇所を読むだけでもビジネス初心者(経営初心者)は大きな学びを得ることが出来ると思います。

 

 

3)USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか? (角川文庫)

ハリウッド映画のテーマパークとして2001年に大阪に誕生したユニバーサル・スタジオ・ジャパン。初年度こそ年間1100万人を集めたが、それ以降は集客が伸びず、2009年度は700万人台にまで減ってしまった。このピンチをどう乗り越えるのか?お金がないならアイデアを振り絞れ!後ろ向きコースター、ゾンビの大量放出、絶対生還できないアトラクション…斬新な企画を次々打ち出し、USJはV字回復していく。(Amazonより抜粋)

 

感想:お金がなくてもコネがなくても「アイディア」があれば良い、「アイディア」こそが最後の切り札になるということを実体験から証明してくれている本です。アイディアを優先してリスクを取る、アイディアを優先してそれまでの慣習を辞める、アイディアを優先して外部の人の認識を覆すような奇想天外なことを実行する…。こうしてUSJはV字回復を果たしたのだと勉強になります。ただその「アイディア」というのも単なる思い付きでなく、緻密に計算された戦略がある上での「アイディア」。一流の人間はこれほどまでに攻めているのかと非常に勉強になります。

 

 

 

4)勝ち続ける経営 日本マクドナルド 原田泳幸の経営改革論

7年連続既存店売上高マイナスであった日本マクドナルドは、著者の就任した2004年以降、逆に7年連続プラスに大転換した。 その改革を牽引したのが2004年にアップル・ジャパンの経営からヘッドハントされでマクドナルドに移籍した著者。 (中略)「基本にかえる」を徹底させることから改革はスタートし、独自性のある新商品の開発に成功したマーケティングの秘密まで、V字成長の鍵となった7年間の「経営改革」について著者が熱く語る。「強さをより伸ばす」「リサーチで企画をするな」「成功した時こそ危機」「ビジネスはスピード 決定する前に実行せよ」「文化を浸透させるには 3 年必要」世界のルールで戦え」など、著者のビジネス理念も満載。すべてのビジネスマン必読の、待望のマネジメント論。(Amazonより抜粋)

 

感想:誰もが知っている大企業の成功も試行錯誤のうえに成り立っているのだと知れたことの価値は計り知れません。失敗した理由も、挑戦する動機も、結局は個人事業主と同じだなと感じました。そして、グローバル企業ならではの悩みや戦略もあり、そういったところは英語講師である私たちが知っておくと良いのではないかなと素直に思えました。ただ、Amazonでの酷評レビューに納得できる部分も大いにあるので、そちらを読んでも勉強になると思います。

 

 

5)「ついていきたい」と思われるリーダーになる51の考え方

「リーダー」と聞いてあなたは、どんな姿を想像するでしょうか?生まれつき、強いリーダーシップを持ち、プレゼンテーションも見事で、とにかくオレについてこい、というカリスマ的な雰囲気を漂わせているのがリーダーなのではないか。でも、自分はとてもそんなふうにはなれない……と悩んでいる方もいるかもしれません。著者の岩田さんは、誰でも頑張ればリーダーになれる、と断言します。本書は、華麗な経歴を持ちながらも、「普通のおじさん」と自認する著者が教える、「まわりに推されてリーダーになる方法」を51項目にまとめたものです。管理職の方、新しくリーダーになった方、初めて後輩ができた方、などたくさんの人にお読みいただければ嬉しいです。(Amazonより抜粋)

 

☺感想:日本人はその国民性からどちらかというと「優秀なリーダー」よりも「優秀なフォロワー」が多い印象を受けます。でも英語講師として「一指導者」というリーダーである以上、こちらの本はETAJ会員の皆さんにお薦めしたいと思います。意外にも「理想のリーダー像」が自分たちに近いことに驚けるのではないかと思います。サラリと書かれていてサラリと読める本ですが、その内容は「物事の真理」なのではないかと思うほどに素晴らしいものです。手元に置き、何度も読み返したくなる本です。

 

 

 


 

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