小野恭子先生にインタビュー
小野恭子先生は児童英語講師なだけでなく「愛ある経営者」でもあります!「感謝」「ご縁」という言葉が沢山飛び交う恭子先生とのETAJスタッフの会話。そこには、こんな恭子先生の想いがありました。
「今までの経験をこれからの人生に生かすときがようやく訪れたんだという認識です。」
恭子先生が英語を教えようと思ったきっかけを教えてください。
渡豪、渡米から帰国した後、英会話スクールでのお仕事に従事して行く中で、営業、教務を経験したのちに、幼児対象のクラスのアシスタント講師の担当を任せていただき、ネイティブ講師のサポートとしてレッスンに携わるようになったことがきっかけです。
帰国後、20代に約3年間、児童英語講師として経験、30代後半から今に至り約14年間、トータル講師としてのお仕事は約17年間従事しております。
25歳から28歳までの間、児童英語講師。28歳から38歳までの間は、主に専修学校(大学生対象)英会話とパソコンを教える学校の運営責任者に従事しておりましたのでその間は、英語を教える仕事からは離れていました。38歳で結婚を機にまた、自宅で細々と近隣のお子様方に英語を教えることを再開しました。知り合いのお子様がたを中心に英語指導を依頼され、それに一つ一つお応えしていく中で少しずつ生徒さんが増えて行きました。そのころは、自分自身の子供を授かりたい一心でしたので、不妊治療をしながらできる範囲の中でのお仕事という感じで取り組んでいましたので営業も何も行なっていませんでした。
今はどんな形で児童英語講師として活動をされていますか?
教育理念として、共に育み会える環境作り、「共育」
英語が開く世界への扉 グローバル人材育成の英語教室を掲げています
現在は、自宅の1階の2つのお部屋を教室にして、毎日夕方〜夜の時間帯はレッスンを行う毎日です。今の形になったのは、8年前に母を介護できるバリアフリーの家を建てた時からになります。自宅周辺は、60代世帯の家が立ち並ぶ住宅地になり、人通りも少なく英語教室としての立地条件は良くなく、初年度8名からスタートした教室になりますが、生徒様のご紹介他自分自身の活動から遠方からも通学してくださる生徒さんなどが増えて、現在71名の生徒さんとのご縁をいただいております。
自宅教室以外でのレッスンとしまして、お寺さんでの英語レッスンを行っています。また、派遣講師を送り、派遣レッスンとしてプライベートの生徒さんや保育園の英語レッスンも担当させていただいております。
英語レッスン以外では、月一に大人の方対象にEnglish Caféを実施し、英語をアウトプットする場を設けております。オーストラリア在住の日本人とオーストラリ人の両親の元で現地で生活をし、日本語を学んでいるハーフのお子様とのペンパルシステム導入、他英語幼稚園との提携を組み、英語イベントの共有もあり、少しでも教室以外の英語をアウトプットする場や時間を設けて他の方々とも触れ合えるように様々な取り組みをしています。
英語教室の事業としては、5コース:
*ALC東月隈Kids Club(アルク英語教室のフランチャイズになります)コミュニケーション重視のコース (年中〜小6)
*子ども英検寺子屋(お寺さんで実施するコース)読み、書き、自己表現を学ぶことにフォーカスしています
*中学生グローバル英語コース(中1〜3年生)
*ママと英語で遊ぼうコース(1歳児〜年小)
*大人英会話プラチナ英語倶楽部(大人の方対象)
他の事業としては海外留学サポートセンターを昨年からはじめました。
実績:昨年オーストラリアゴールドコーストへ生徒さんを中心に7名の生徒さんを引率して現地での語学学校、ホームステイ、現地小学校訪問等8日間のツアーを作り、募集、現地とのやりとり、引率までを行いました。また、別件でシニアの生徒さんのお一人留学のオーガナイズ
本年度:ハワイの現地語学学校との提携、現在8名のお客様のオーガナイズをしているところで、6月〜8月までに現地での短期留学をされる方々の英語レッスン、オリエンテーションも含みサポートしているところです。来年度は、シドニー行きの希望の方々のサポートが現在4名ほど待機していらっしゃいますので、今年現地調査もかねて現地入りも予定しています。
今はどんな想いで児童英語講師として活動をされていますか?
今の想い:過去の自分自身の歩いてきた経験の中でやはり、人生=有意義に過ごす時間=自分に与えてもらっている命という捉え方が心に根強くあります。そして、今までの経験をこれからの人生に生かすときがようやく訪れたんだという認識です。これからがようやく自分のスタート地点に立てるのかなという想いです。チャレンジする人生をこれからは日々選択して行きたいです。
英語教育という柱を中心にしながらご縁する方々が英語に触れたことで、人生がより彩られ、そして新しい世界を知り、新しい自分の発見につながるようなサポートをしていきたい想いです。近い将来、立地条件の良い物件を見つけ、まずは英語教室の本校を築き、地域に根ざし、地域に信頼される英語教室運営をすることを目標にまずはしています。今後は、子供英語教育のさらなる充実、シニア世代の方々へ英語に触れる楽しさを提供、そして、日本という垣根を超えて、新しい世界のドアを開くお手伝いをご縁する方がにさせていただきたいと思っています。そのために、同じ志でお仕事をしたいという若い人の育成もこれから力を注いでいきたいところです。人が財産です!
他の、特に児童に携わる英語の先生方へのメッセージをお願いします。
お一人お一人の良いところを発揮されて子供達の前で元気に笑顔で自信を持って立っていただきたいと思っています。児童英語講師に求められるものは計り知れず、日々、我以外皆我師という気持ちで過ごしてほしいと思います。時代の移り変わりとともに変化している現代の子供たち。しかし、昔も今も変わらない子供の輝く瞳、キラリと輝くその瞬間を一緒に喜び、一緒に楽しみ、そして一緒に成長していける素晴らしいお仕事だと思います。
子は、社会(大人)の鏡 そして子供は親の鏡 そして生徒は先生の鏡といつも自分の心に問いながら、言い聞かせながら、子供達と接する毎日です。
どんなにキャリアを積んだとしても、ご縁する生徒は一人として同じ人はいないです。
そして人の心は日々移り変わるものです。ましてや子供達は素直に自分の心を表してくれます。多くの個性の子供達と接する中で、自分の心の幅を広げていくこと、技量を磨くことが求められますが、喜んでくれる生徒さんたち、そして何より成長を願う保護者の方々の想い、いつも想像力を120%働かせて、その想いで英語指導に取り組んでほしいと願っています。偉そうなことばかり言っている私自身もいつもそう自分自身に言い聞かせている毎日です。日本人の美しさを世界の方々のために、そしてグローバルスタンダードな力を日本人の私たちが持ち備えられるように、共に成長していきたいと思っています。
小野 恭子
福岡県出身、福岡県立光陵高校卒業、福岡女子短期大学英文科卒業。
証券会社に約3年間勤務後、オーストラリアの語学学校で日常会話やビジネス英語を学ぶ。その後はアメリカにも渡り、約2か月間アメリカ一人旅を終えて帰国。
その後、福岡の地元の英会話スクールにて営業、教務部門の職に就き、英会話スクール事業に関わり始める。その後、幼児クラスと初心者クラスを担当し、教えることのノウハウを学び始める。専修学校の運営責任者として主にマネージメントの仕事にも従事。全国規模の学校運営の中間管理職としても約10年間勤務。結婚後は、自宅で近所の子どもを中心に児童英語講師として教え始める。アルクのフランチャイズに登録もし、オリジナルメソッド開発、英語イベント企画等に対しても精力的に動くが、自分自身、再度原点に立ち返り、子どもに英語を教えるための勉強をしたく、27年ぶりにオーストラリアの地にて3か月間滞在中、TECSOL、J-shineの資格取得のために教室を休校したことも。
今は教室の目標として「英語が開く世界への扉 グローバル人材育成の英語教室 共に育みあえる共育」を掲げ、日本人の素晴らしいアイデンティティーを大切に持ち備え諸外国の方々とも堂々とコミュニケーションが図れる子どもたちを育てていきたいと考えている。 自身が60歳になるまでに愛のある経営者になることを目標にしている。