清水健雄先生にインタビュー2

清水健雄先生にインタビュー2

新しくオリジナル英語ラーニングプログラム「PELA プログラム」を作られました清水健雄先生にカリキュラム作成のお話をお聞きしました。


『4つのスキル』を総合的に学ぶことで、自分の英語スキルを見直せる。

 

 

PELA プログラムとは何ですか?

 

PELA(Practical English Language Acquisition)プログラムは、『4つのスキル』(読む・聴く・書く・話す)全てを網羅した完全オリジナル英語学習カリキュラムです。

このプログラムでは、“TED Talk”のスピーチを基にして教材を作成しました。1つのスピーチを1ヶ月かけて学び、5ヶ月で5つのスピーチを学習していきます。レベルや趣味などを基準に、どのスピーチを選ぶかは基本的に受講者自身で決めていきます。

 

 

PELA プログラム作成の経緯を教えてください。

 

PELAプログラムを作成する前は、受講者とのインタビューに基づいて市販されているテキスト使用してレッスンを行なっていました。しかし、それでは何も特徴がないと感じていたため、他の先生との『差別化』を図ろうと考えました。

ターゲットを「TOEIC600点前後」と決めて、このターゲットにピッタリの英語雑誌や英字新聞がないかどうか、ETAJの先生方にアドバイスを求める投稿をしました。いろいろなアドバイスをいただいたのですが、そのうちの一つが”TED Talk“だったのです。

 

自分の中ではスピーチの選択肢がなかったので、『なるほど、面白そうだ』と思い、さっそくサイトの中身をもっと詳しく見ていくことにしました。

恥ずかしながら、私はこの時まで”TED Talk”はただのスピーチ動画だと思っていたのです。しかし、実際は全く違うものでした。

スピーチの内容の多彩さ・レベルの高さ、様々なバックグラウンドを持つスピーカーが自分たちの主張を伝え、そして聴力に問題のある人のためでしょうかinteractive transcriptまで用意されています。

実は、ちょうどこの時期なのですがPELAプログラムの前進になるような教材を独自に作成していたのです。ターゲットの設定や教材の基になる資料探しにとても苦労していてなかなか進まず一旦中止をしていたのですが、“TED Talk”を見て自分の問題を一気に解決できると思ったのです。

そして、”TED Talk”を使って自分だけのオリジナル教材を作りたいという想いが強くなりました。

 

この時同時に思ったのは、この教材を作成するために英語に精通したアドバイザーが必要だということでした。というのは、自分だけの力では限界があり、また自分善がりな教材になってしまうのでは、という懸念があったからです。

真っ先に思い浮かんだのは、ETAJ代表であるミツイ直子さんでした。

思ったらすぐ行動、ということで早速ミツイさんに連絡を取り、教材作成が始まりました。

 

 

PELA プログラムを通して学んでほしいことは何ですか?

 

PELAプログラムで学んでほしいと思っているのは、以下のことです。

 

1)『4つのスキル』(読む、聴く、書く、話す)は全て繋がっており、どれかだけを勉強するのではなく、全てをバランスよく学習していくことが大事である

2)英語力と同時に、『考える力』=『論理的思考や批判的思考』を身に付ける

 

これは、アメリカの大学付属語学学校からヒントを得ています。

語学学校の目的は、TOEFLの点数を取らせることもそうですが、その先にあることを見据えて、つまり大学での授業についていけるようにするための授業が行われています。

『4つのスキル』を全て網羅した授業であるため、単なる「TOEFL対策」のレッスンではなく、より実践的な英語力が身についていきます。英語学習は、短期的なものに目を向けるのではなく、この先身に付けた英語力をどのように使っていくのかに目標を定めるべきであり、PELAプログラムを受講することでそのための英語力をつけてほしいと思います。

 

そしてもう一つ大事なことは、英語で『考える力』を身に付けることです。英語圏では、常に「自分の考えを述べる」ことが求められます。いろいろな意見や考えがある中で、それぞれを「受け入れる」こと、そしてそれらの意見を踏まえた上で「自分の考え」を言うことを、このプログラムを通して学んでほしいと思います。

 

 

PELA プログラム受講を考えている方に、メッセージをお願いします。

 

このプログラムを正式にスタートする前に、現在英語を教えている方にお願いしてモニターレッスンを受けていただきました。

それらのレッスンを通して感じたのは、『4つのスキル』を総合的に学ぶということは、もう一度自分の英語スキルを見直したい現役英語講師にピッタリであるということです。なぜなら、それぞれのスキルを総合的に学ぶことにより、強化するべきスキルが分かるからです。

自分のためだけでなく、生徒のスキルアップにも役立ちますので、もしよろしければお気軽にご連絡ください。

 

 


 

TakeoSan

清水健雄(名古屋Chapter、Chapter Leader)

高校卒業後、米国オレゴン州ポートランドへ大学留学。教育学(中・高英語科)を専攻。5年間の留学を経て帰国後、日本の大学で必要単位を取得し教員免許状を取得。同県私立高校にて2年間英語科専任教諭を務める。その後、海外出向要員として企業に採用され、約5年間米国テネシー州にある現地工場へコーディネーターとして赴任。海外赴任後は、海外関係部署を回り留学・海外赴任で培った英語力を大いに発揮してきた。英会話を始めたいがその方法が分からない、という相談にアドバイスしているうちに、自分の今までの経験が大いに発揮できることを感じ、「英会話ファーストステップ」を立ち上げる。また、自身のアメリカ留学経験から、米国大学付属語学学校のカリキュラムと“TED Talk”を基にした完全オリジナル教材「4つのスキル(Reading・Listening・Writing・Speaking)」を総合的に学習できる「PELAプログラム」を提供している。

 

「英会話ファーストステップホームページ」http://www.first-step-english-school.com

「PELAプログラム詳細」http://www.first-step-english-school.com/pelaプログラムについて/

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