前川未知雄先生にインタビュー

前川未知雄先生にインタビュー

 

前川未知雄先生は石川県にて英語を教えていらっしゃる熱意たっぷりの「本気の先生」です。

 


「(英語を教える時に大事なこと、)一番は、「本気を見せる事」です。」

 

  

 

未知雄先生が英語を教え始めたきっかけを教えてください。

 

アイルランド留学時に素晴らしい教師の方と出会ったことと、自分の長所を最大限発揮し、短所を最大限カバーできるという観点から、語学教師という職業を選びました。

 

LLD外語学院の様子を教えてください。

 

金沢駅前のテナントビルにて教室運営しております。マーケティングの観点から、特に地元の広告媒体による露出を避け、極力不特定多数の方の目につかないように工夫しております。受講生は現在約20名で、全レッスン1:1のプライベートです。教室所在地の金沢だけでなく、関東・関西・九州など全国各地の受講生にもSkypeレッスンを提供しております。日本代表アスリート、弁護士、教授、小学校教師、矯正医師、省庁、重役秘書など様々な職業の方々が在籍中(2017年12月現在)ですが、「自ら探し当ててくださる方」を対象としており、入会前後に関わらず上達が見込めない方はお断りすることもございますので、熱意のある方が揃っているという印象です。

 

未知雄先生ならではの教え方の特徴を教えていただけますか?

 

標準カリキュラムは用意していますが、それ以上に、①1人1人の受講生に、教材・レッスン内容・コミュニケーションの取り方も含めて、個々に特化したレッスンを提供すること ②1人1人の受講生へ豊富な練習量を提供すること の2点が指導の柱です。

 

①の例: 例えば英文法の「冠詞」を教えるのに、ビジネスマンの方であれば、自社英語版WEBサイトを活用します。同じく文法の「間接疑問」を教えるのに、研究者の方であれば、ご自身の論文を教材として学習して頂いたり、海外赴任予の方であれば、「リスニング」を鍛えるのに、渡航先の地元英語ニュースを題材として選定し、時間は掛かりますが一字一句スクリプトの書き起こしをして教材提供をしたりします。また、「旅行用途」で英語を学ばれている方でしたら、航空関連のアナウンスをリスニング教材とするなど、その方の目100%合致したレッスン・教材の提供を行います(教材作成はなるべく手間暇を掛けていることが分かるようにします)。コミュニケーションの取り方についても、意図的に「お客様」として手厚いサービスを重視することもあれば、大人の方に対しても、どんな時でも私には敬語を使うよう、「上下関係」を明確にする場合もあります。どちらのケースでも、その方が上達するにはどんなアプローチが良いのか、特にお一人お一人のバックグラウンドやご職業、ご性格を基に、決定しています。

 

②の例: 1回あたりのレッスン時間は90分を基本としておりますが、当日どなたかがご欠席され、空きが出来た場合や、ご出張直前などは、1回3時間程度まで延長したり、祝日であればマンツーマンで8時間~10時間のレッスンを行ったりすることもあります。日常的に見ても1回120分以上の指導が多くなっています。レッスン頻度は週1回からとしておりますが、その方の熱意や必要性に応じて、現在多い方で週6回、また最大では180日連続(うち5日前後が体調不良等でご欠席)でのレッスンを実施したことがございます。その他、受講生の方からの希望があれば、Lineを活用として事前のお約束無しでの電話掛けを行っており、土日祝日問わず、日常の僅かな隙間時間を活用し、ほぼ無休で英会話の機会を提供しています。

 

受講者の選別をおこなうということに関して、詳しくお話をお聞かせください。

 

どんな人が入学されるかで、上達有無の80%以上は決定されると考えております。特に私のメソッドは、文法認識能力・暗記力が必要なので、入り口部分での選別を図っています。基本的には中位程度以上の私大卒業者か、国公立大卒業者に向いたメソッドで、当てはまらない方に関しては、学業以外の成功体験があることを重視します。それでも当てはまらなければ「習得が遅くなる」「2年以上はご契約いただくことになる」と正直に伝えています。

 

未知雄先生が英語を教える時に大事にしていることを教えてください。

 

一番は、「本気を見せる事」です。

英語が話せるようになるのにある程度の学習量は必要ですが、こちらから見て、そうした基準となる量に達していらっしゃらない方、あるいは課題をやって来られない方がいらっしゃれば、頭ごなしに否定することはせず、気づいてもらえるまで本気を見せ続けます。

 

昨年から指導させて頂いているある方の例ですと当初の半年程度は、課題をやってこられないケースが多くありました。そこで、


・週2回のレッスンだけでなく、LineやSkypeを活用し、年末年始も毎朝レッスン。
・レッスンのキャンセルがあった場合は、どんなにスケジュールがきつくても、授業間隔を空けないようその方の希望通りの枠で振替。(仮に夜22:00からSkypeセッションがあっても、その日の朝8:30にレッスンを入れることで授業間隔が保てるなら、そうしました)
・プライベートで家族旅行に行っている最中も、ホテルの部屋からLineで英会話


こういう取り組みを、基本的には無料でやります。その上で、もちろん人・時・場合によりけりですがそれでも課題がなされない場合は「私がここまでやっているのに、ひどいですね」と心を鬼にして言う事もあります。ですが、(集客の時点で明確なターゲットを打ち出していることも理由の一つですが)ここまでされて、火が付かない方はあまりいらっしゃいませんし、恨まれるなんてことは皆無です。むしろ、皆さん上達されて、ご契約を伸ばして頂けます。スパルタっぽく映る学校という位置づけになっているのですが、実際は、私自身が自分自身を追い込んでいます(笑)。

 

自分より社会的地位も年収も上の方を担当させて頂くのに、週にわずかな時間だけで、本来は信頼など得られるものではないと考えています。ですので、そういった「単なる習いごとの先生」じゃないんだということを見せて、変わって頂きます。

 

他の英語の先生方へのメッセージをお願いします。

 

他業種に目を向けますと、医療の世界ではセカンドオピニオンは当たり前ですし、分野の世界一企業ですら、ライバル会社と技術提携を行うことはよくあることだと思います。私たち英語講師こそ、狭い世界に囚われず、同業の方々と知恵を出し合うことで、より良い教育が出来ると考えております。志を同じくする先生方との交流が出来ればと思います。

 


 

前川 未知雄

石川県金沢市出身。星稜高校を経て、立命館大学産業社会学部へ入学。大学受験時に英語を徹底的に学習し、英語が好きになる。大学時代はスカッシュというスポーツに打ち込み、2度の海外トレーニング(香港・マレーシア)を経験。現地の方々やコーチと受験英語で学習した英語を使い、国籍も母語も文化も違う人達と英語を通じてコミュニケーションが取れるということに感動する。(English is magic!)大学卒業後は金融系の法人営業を2年行ったものの25歳の時に退職し、アイルランド共和国へ半年間の語学留学。帰国後、29歳の時に英検1級を、30歳の時に通訳案内士とTOEIC990を取得。同時に英語講師となり、まずは予備校での中・高校生への5年間の受験英語指導経験、関西の英会話スクールでの成人への3年間の英会話指導経験を経て、2014年に地元金沢市でLLD外語学院を開校。2017年現在、英語講師歴は12年。

 

LLD外語学院・上達事例集はこちら

 

 

コメントを残す