多忙な英語講師必見!心身の健康を保つ方法2

多忙な英語講師必見!心身の健康を保つ方法2

ミツイ直子

 

肉体の機能低下は精神の健全性の低下でもある

 

英語講師に限らず多くの人が時間に追われる生活を送っている今、改めて「多方面に渡る自分の身体に良いこと」を知り、上手に自分の身体と付き合っていけるようにしましょう。

「多忙な英語講師必見!心身の健康を保つ方法1」の続きです。

 


 

筋肉のサビ取り・耐久性

 

私達の身体は60兆もの細胞によって構成されていると言われています。

細胞は原子で、原子は陽子・中性子。そして陽子・中性子は素粒子で構成されています。この素粒子は低振動数だと粒の状態で(粗い)、高振動数だと波の状態(精妙)だと言われています。

 

「中心気功法」で有名な荒井義雄先生によると、素粒子から構成されている私達人間の身体も振動数で健康状態が変わるそうです。

振動数が高いと心身ともに健康な状態であり「気」が感じられるそうです。逆に、身体の振動数が低いと細かな振動数がキャッチできず、そういう人は①場の雰囲気を感じられない・病気になりやすい・人間関係が上手くいかない、②筋肉がサビて老化している状態で感受性が鈍くなる、③身体と共に頭も硬くなり、固定観念に囚われる傾向が強くなる、というような状態であることが多いそうです。

 

あなたの筋肉は「サビて」いますか? 以下のチェックリストで確認してみてください。

 

◇ 筋肉のサビを測るチェックリスト

・肩こりや腰痛・頭痛・生理痛などにいつも悩まされている
・運動をしたわけでもないのに、体の節々が痛い
・街中を歩いているとすぐに疲れてしまう。また、すぐ座りたくなる
・胃腸が弱く、便秘や下痢になることが多い
・肥満傾向にあり、おなか周りの脂肪が目立っている
・手足のむくみがなかなかとれない
・すぐにカゼをひきやすく、なかなか回復しない
・朝起きると体が重く、ちゃんと眠っても疲れがとれない
・吹き出物、肌荒れ、アトピーなどが出やすい
・尿もれ、尿失禁、前立腺肥大など、泌尿器系のトラブルがある
・精力が減退し、異性に対して興味がわかない
・医者から処方された薬がなかなか手放せない
・体が硬く、柔軟体操が得意ではない
・立ったり座ったりする際、関節がポキポキ鳴る
・長時間のあぐらや正座が苦手だ
・うつ伏せに寝た状態で、両足を揃えるとそれぞれの長さが違っている
・猫背で、姿勢が悪いと言われている
・いつもイライラしていて、人と口論することが多い
・心配性で、いつも余計なことばかり考えてしまう
・ヤル気がおきず、仕事のエンジンがかかりにくい
・疲れるとつい甘いものに依存してしまう
・人前で話すとドキドキして、うまく会話ができない
・まわりの人からよく「KY(空気が読めない)」と言われる
・コミュニケーションが苦手で、人と話すと疲れる
・抗うつ剤や睡眠薬などを飲んでいる
・鏡に映った顔がいつもしかめ面で、笑顔が少ない
・ふだんはとても元気なのに、時々ふっと気持ちが沈んでしまう

 

 

「自分の筋肉はサビているのかもしれない!」と思った方は、以下の体操に取り組んでみるのがお薦めです。荒井先生のご著書では簡単にできる体操が色々とご紹介されていますが、その中でもお薦めされているものをこちらでご紹介しますね。

 

「荒井式・柔軟体操」
どんな柔軟体操でも良い。できれば朝晩2回。鼻から息を吐きながらゆっくりとおこなうこと。痛みを感じる 場所に意識を向け、体と対話しながら続けるのがコツ。痛む箇所や硬い箇所はマイナスポイントではない。力ずくで曲げようとしてはいけない。いたわってあげる気持ちを持つだけでほぐれてくる。

 

「荒井式・両手ブラブラ体操」
上半身のほぐしが目的。立った状態で両足を肩幅に平行に開き、上半身をリラックスさせる。両膝をゆるめ、腰にしっかり重心がおちるようにして立つ。腰を起点に上体もいっしょに左右に回転させる。頭頂から垂直に伸びる一本の線(中心線)を意識する。

 

また、こちらは荒井先生がご紹介しているものではありませんが、筋肉の耐久性を向上させる(健康寿命の延伸に繋がる)ために「5秒5秒5秒スクワット」も良いそうです。

このスクワットは、①5秒かけて息を吸いながら腰を落とす、②5秒間息を止めてその状態をキープする、③5秒かけて息を吐きながら元の姿勢に戻す、という流れでおこないます。この時、つま先はやや外側に向け、お尻を後方に引くように屈曲してください。普通のスクワットのように膝をつま先の前に出さないように気を付けてくださいね。

 

 

参考文献&お薦めの本

「ミラクルを呼ぶ 荒井式 中心気功法」 荒井義雄著

 


 

太陽光を浴びる

 

太陽光を浴びることは人間の生体リズムにとって大切だと言われています。

太陽光が不足してしまうと睡眠時間が延びて日中も眠い、甘いものや炭水化物を欲するようになるそうです。秋から冬にかけて憂鬱な気分になることもあり、寝つきが悪くすっきりと起きられないという症状が出る人もいるそうです。

 

日光浴の利点は以下の通り。

◇体内時計を整える
◇うつ病を防ぐ
◇ビタミンD吸収(丈夫な骨や歯を作るのに必須な栄養素)
◇セロトニン分泌(精神を安定させる)

 

ただ、太陽光の浴びすぎも危険だと言われています。それは日焼け(やけど)だけでなく、肌の老化や眼へのダメージ(白内障等に繋がる)も懸念されていますので、きちんとした対策をおこなったうえで日光浴を楽しむようにしてください。

 

 

「太陽光の少ない国・ドイツ」に移住したことで太陽光の大切さを深く実感されたというETAJ会員のすがゆうこ先生からは、こんなアドヴァイスをいただきました。

 

①朝起きたら、部屋に光を取り入れ、目の神経細胞に働きかける

私たちはどうして夜になると眠くなるのでしょう。それは「メラトニン」というホルモンが関係しているんです。メラトニンは、夜になると脳内で徐々に分泌されて、夜中にピークを迎えます。このメラトニン分泌が増えることによって、私たちに眠気がやってくるんです。
逆に、メラトニンの分泌が少ないと、寝つきが悪くなったり、眠れないという状況 (不眠)につながります。私たちの夜の自然な眠り、良質な睡眠には、たくさんのメラトニン分泌が欠かせません。

メラトニンは、私たちが朝起きて、太陽の光を浴びることにより、約15時間後に分泌されます。
例えば朝7時に起きてカーテンを開け、朝日にあたると、夜10時ごろからメラトニンの分泌が増えてきて眠くなるという良いサイクルができあがります。
そしてメラトニンの分泌をより良くするためには、その原料であるセロトニンの分泌も大きくかかわってきます。原料がないところから、なにかを作りだすことは難しいですからね。
日中、より多くのセロトニンが分泌されることにより、十分な原料を蓄えることで、就寝前のメラトニン分泌を良くしてくれます。セロトニンとメラトニンのバランス良い分泌が、私たちの体内時計をきちんと調整してくれているんです。

 

②姿勢を良くしてセロトニンの分泌量を増やす

人間が物事を考えるとき、アイデアが出るとき、感情を感じるときなど、脳の中でセロトニンが分泌されることにより、たとえ辛い環境に置かれていても「大丈夫!」「頑張ろう!」という気持ちになることができるとのこと。セロトニンは別名「幸せホルモン」とも呼ばれています。
人生「良いこと」ばかりではありませんからね。大変なとき、困難にぶち当たったとき、辛いときがあるからこそ、私たちは「チャレンジ」し続けることができるのでしょう。
「チャレンジ」することは、私たちのマインドを強くしてくれますし、自分に自信をつけてくれます。

抗重力筋という、私たちの姿勢に大きくかかわってくる筋肉があります。
名前のとおり「重力」に抵抗する筋肉。この筋肉のおかげで、人間は地球の重力に逆らってバランス良く姿勢を保っています。
そして幸せホルモン「セロトニン」の分泌により、抗重力筋を刺激し、背筋をピンとまっすぐに、体幹を安定させることができるんです。
セロトニン不足の人は、猫背になり、姿勢が悪いことにより、自信もなくなっていく…
多くのセロトニンを分泌している人は、背中をまっすぐにして、前向きに挑戦していける。

ここで注目したいのは、実は逆もありだということ!!!
「セロトニン」の分泌を助けるためには、姿勢を良くする。姿勢良く保つことで、セロトニンが分泌されるんです。
そう考えると、私たちに必要な太陽が頭の上にあるというのも、ある意味納得できるような気がします。太陽からの光を取り入れることで分泌される「セロトニン」。
同時に私たちは自然の原理により、その恵みを与えてくれている太陽に向かって、頭を高く持ち上げ、感謝することにより、姿勢も良くしているのではないでしょうか。
そして、姿勢をまっすぐに保つことで、さらなる「セロトニン」を分泌し、人間がより幸せに暮らしていけるようになっているのかなっと感じます。

 

③十分なビタミンⅮで健康な身体を

忙しい現代人は、なかなか日光の恩恵を受けることが少なくなっているのかもしれません。
一日をオフィスの中、乗り物の中で過ごし、外にいる時間がほとんどない人もいるでしょう。
ランチタイムに短時間でも太陽の日差しを浴びるように心がけるなど、意識的に太陽光にあたるようにしていくといいと思います。紫外線対策に日焼け止めを塗っていると、いくら太陽にあたってもビタミンⅮは妨げてしまいます。

一日20~30分だけで十分なので、「太陽ビタミン」をいただきましょう。
長時間の日光浴は皮膚がんの原因にもなりますので、気をつけてくださいね。足りない場合はサプリで補う。太陽の少ないドイツで生活する私は、ビタミンDと併せてビタミンB12も摂取しています。

 

◆太陽光不足の場合、こういうことにも意識して! (ゆうこ先生のブログ記事より)
「セロトニンの分泌で姿勢もまっすぐに」
「ビタミンDの摂取」
「ライトセラピー/光療法」

 


 

アーシング

 

アーシングとは地面と繋がることを指し、時にグラウンディングと呼ばれます。

私達の住む惑星・地球には磁気があり、そのエネルギーは電子を運動させています。地球上の生物の身体は伝導体であり、自然と、地球の電磁場と等しくなるようにできているそうです。

 

ただ、現代社会では私達は電子を通さない絶縁体である靴を履き、素足で直接「地球」と繋がる機会が極端に減りました。絶縁体は靴だけでなく、プラスチック、ゴム、ガラス、木材、それからアスファルトなんかも含まれます。そうした生活を送ることで私達人間の身体は慢性的な電子欠乏症になっているそうです。

また、テクノロジーの発達に伴い、私達は健康をも害するといわれる電磁波に囲まれる生活を送っています。これにより、体内電子のバランスを取る必要が出てきているのです。

 

30分~40分、素足を地面につけるというアーシングの効果は抗炎症作用であり、このことから、以下の効果が得られるといわれています。

◇自己治癒力が高まる
◇代謝活動が活発化する
◇睡眠改善
◇自律神経を整える
◇疲労・時差ぼけの解消

 

地球からの電子の伝導性を良くするために、アーシングは湿った地面でおこなうのが最適だそうです。海の近くにお住まいの方はビーチで気持ちの良い風に吹かれながらのアーシングを楽しんでみてくださいね。

 

 

参考文献&お薦めの本

「アーシングBOOK 101」 エハン・デラヴィ著

 


 

 

今回は

◆筋肉のサビ取り・耐久性
◆太陽光を浴びる
アーシング

についてご紹介させていただきました。

 

もちろん、こちらでご紹介していない「良い方法」もあるはずです。何かご存知の場合はETAJ Closed Groupにてシェアリングをしてみてくださいね。

 

 

1件のコメント

コメントを残す