Start
8月 4, 2019 - 9:00 am
End
8月 4, 2019 - 10:00 am
最近は落ち着いてきましたが、少し前まで教育界では「アクティブラーニング」という単語があちこちで飛び交っていました。確かに教師が生徒に対して一方的に情報伝達を行い、その内容を暗記させるという方法は「学び」として適切ではないうえに不十分だというのは想像が容易いのではないかと思います。
では、「イコール、アクティブラーニングが良い」となるのでしょうか?
アクティブラーニングというのは、そもそも”a method of learning in which students are actively or experientially involved in the learning process and where there are different levels of active learning, depending on student involvement. (Bonwell & Eison 1991).”のことです。生徒は受動的に情報を受け取るだけではなく、読み、書き、論じ、問題解決に励まねばならないということ。つまりは知識、能力、そして学習や問題解決に対する適切なアティチュードが必要であり、それこそを「学習のゴール」としている教え方なのです。
ただ、日本の教育現場で耳にする「アクティブラーニング」というと、例えばグループワークやディスカッションなど特定の教育方法だけが語られることが多く、それに対し、懸念を示す教育者も少なくありませんでした。事実、スピーチやプレゼンテーションをしなくても、生徒が熟考し、考えをまとめた文章を書くということも「アクティブラーニング」なのです。それに対し日本で語られる特定の教育方法というのは「外面だけがアクティブな授業」なことが多く、それは「深みのない授業への変質ばかりでなく,内向型の学びの保障が侵されかねないのではないか」と、ETAJ内でも、会員の柴原由貴先生が警報を鳴らしてくださいました。
8月のETAJ勉強会は、そんな由貴先生をお迎えして、内向型の生徒に対応できるように「内向型の生徒の特性や学び方」について気軽にお話できる場にしたいと思います。
冒頭では、背景知識として昨年のETAJ Conventionでもシェアしてくださったお話をしていただき、その後、由貴先生や他の英語の先生方とのディスカッションを通し、内向型の生徒でも学習効果を高められるアクティブラーニングの教育方法とはどういったものなのか、ということを一緒に考えていけたらと思います。
当日は、参加者全員が「なるほど」と思える何かが得られるように参加者全員で協力し合って、素敵な「学びの場」を作り上げていけたら良いなと思います。
開催日時
日本時間:8月4日(日)午前9時~
米国西海岸時間:8月3日(土)午後5時~
※ご自身のお住まいのタイムゾーンでのお時間はこちらの「Time Zone Converter」でご確認ください。
内向型の生徒の特性や学習効率を考え、より多くの生徒に「確実に」英語力を伸ばしてもらいましょう!