Speakers
Mitsui, Naoko (ミツイ 直子)
Director of Lang Leaves Education & Lang Leaves Academy, Founder & Executive Director of ETAJStart
4月 21, 2019 - 9:00 am
End
4月 21, 2019 - 10:00 am
英語を教えると一言でいっても、生徒の語彙増強に努めるべきなのか、発音を教える必要があるのか、四技能と呼ばれる各種スキルを向上させるべきなのか様々です。英語を教えるにあたって適切な分野の指導をおこなわないといけないわけですが、それぞれの分野の指導をおこなう際にも「気を付けるべきこと」「英語講師が知っておくべきこと」があります。
例えば語彙を教えるとしても「はい、この単語を暗記してくださいね」では不十分なのは明らかですよね。
では、何に気を付けて、何を教えていけば良いのでしょうか?
まず、語彙を教える際には、生徒がReceptive vocabulary needsを持っているのか(見て理解できるようになるべきなのか)、それともProductive vocabulary needsを持っているのか(実際に使えるようになるべきなのか)を考えなくてはいけません。それによってアプローチが大きく変わるからですね。語彙を学ぶというと必ずしも後者を目指させる講師も多いのですが、私達の母国語である日本語使用を考えても、前者だけの知識というのは意外にも多いもの。そして、自分が使う際には既に知っている別単語でまかなえるというシーンが多いのも事実です。ですので、必ずしも全ての語彙に対して後者を目指す必要はなく、そこは各生徒のニーズに合わせて判断していくべきなのです。
また、語彙を教える時には単に意味を伝えるのではなく、ネイティブスピーカーだけが感じている「言外の意味」をも伝える必要があります。こういったことは辞書に載っていないので、実際にネイティブスピーカーとの会話や英語圏在住者から常にデータを集めていく必要があります。同様に大事なのは「Register」。教えている単語のFormalityのレベルと言うと分かりやすいでしょうか。口語だけで使われるべき語彙なのか、逆に正式な文書でのみ使われるべき語彙なのか。そして、ビジネスシーンで使うべきなのか、カジュアルな会話での使用に留めておくべきなのか。こういったことも生徒に教えていく必要があります。
このように、英語講師が「何に気を付けるべきか」「何を教えるべきか」を知っているかどうかで、生徒の英語力が格段に変わってしまうんです。
4月の勉強会では、こうした「英語を教える時の基礎ポイント」について具体的にご紹介していきます。これから英語を教えてみたい人にとっては必見の、そして既に英語を教えている人にとっては復習となる機会になるかと思います。英語を教える立場にあるのなら押さえておくべきポイント!これを機にご自身の教え方を振り返ってみてください。
内容は以下の通りとなります。
- Teaching Vocabulary
- Teaching Pronunciation
- Teaching Listening
- Teaching Reading
- Teaching Speaking
- Teaching Writing
- Teaching Grammar
当日は、参加者全員が「なるほど」と思える何かが得られるように参加者全員で協力し合って、素敵な「学びの場」を作り上げていけたら良いなと思います。
皆さんが実際に「気を付けていること」そして「これだけは絶対に教えるようにしているということ」をお聞きできるのも楽しみにしていますね。
開催日時
日本時間:4月21日(日)午前9時~
米国西海岸時間:4月20日(土)午後5時~
※ご自身のお住まいのタイムゾーンでのお時間はこちらの「Time Zone Converter」でご確認ください。
英語講師として知っておくべき基礎ポイントを押さえておきましょう!